2009年5月11日月曜日

読書ノート

今日も最近読んだ本の感想を書きたいと思います。

GW中に熱心に読んだのは、福井晴敏氏の「終戦のローレライ」
です。

映画化もされたので、多くの方がすでにお読みになっている
メジャーな小説です(ちなみに私は映画は観ていません。)。

ストーリーは、第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツが開発した
海洋軍事兵器「ローレライ」が海底に投棄され、それを回収する
ために、日本海軍が様々なバックグラウンドを持った軍人を集め、
その兵器を回収しようとします。
そしてその回収だけでなく、謎の兵器「ローレライ」とは一体
どのようなものなのか、そのローレライを使って、日本はどのような
終戦をむかえようとしているのか、などが様々な登場人物を織り交ぜて
進んでいきます。

分量はかなりあるのですが、一気に読み進めました。

この小説を読んで一番考えさせられたのは、平和とはどのように
実現すべきなのか、というものです。

ここに出てくる登場人物に限らず、当時の日本の軍人、兵隊は、
好き好んで戦争に行ったわけではないと思います。何か自分の
大切なものを守るため、また国体護持という考えのもと、
自分の命をかけて戦ったのだと思います。

そうすることで、日本がそして世界が平和になると信じて・・・。
そうすることで、将来世代が幸せに生活できると願って・・・。

第二次世界大戦が終了して五十数年、テロも含めた戦争は、
なくなるどころか、一部で加熱してきています。
この大戦以前も、大小含めたあまたの戦争や争いが歴史上行わ
れてきました。

これからも戦争がなくなり、平和な世界がやってくることはない
のでしょうか?

平和な世界を創るのは本当に難しいことだと思います。人類の
歴史上、平和と呼ばれた時代があったのかというと、かなり
懐疑的にならざるをえません。
そのため、平和を追求することをあきれめてしまいそうに
なることもあると思います。

しかし、平和について考えること、そして平和を追求することを
止めてはいけないと思います。例え困難な道であっても、なかなか
実現できなくても、一歩ずつ、現実を見据えて、これからも人類は
平和を追求していかないといけないと思います。

私もすぐに答えが見つけることはできません。しかし、これからも
自分なりに、平和について考えていきたいと思います。

そのような思いを再確認させてくれた、素晴らしい小説でした。

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