2009年3月9日月曜日

読書ノート

昨日に引き続き、田中均氏の「外交の力」についての
感想を述べます。

氏が言うように、東アジアにおける協力体制は、機能
ごとに様々な異なる国家との連携(バイ・マルチを含む)
により、重層的に構築していくことが現実的だと思われ
ます(それを「共同体」と表現するかは別にして)。

そこで重要となってくるのは、氏も述べられている
ように経済的・軍事的にも大国となりつつある「中国」
との関わり合いをどうすべきかだと思われます。

中国をただ単に敵対的に捉えるのでなく、重層的な
枠組みの中に参加させ、対話をし、時には協力することは、
必ずしも日本にとって悪いことではないと思います。

ただ、この地域における中国と日本との利害が異なるとき、
さらに利害が一致してもどちらがイニシアティブをとるかに
ついて対立がある際に、日本としてどのような行動を
とるべきなのか、という疑問がわいてきます。

この点、やはり日本の国益に沿うかたちで事を運ぶことが
重要だと思いますが、そうしようとした時に、日本だけで
中国と対峙するのはあまり賢明な判断とは思われません。

その際には、中国以外の国(米国や他のアジア諸国)と
協調体制をとることが大切だと思われます。具体的には、
重層的な協力体制を基礎としつつ、各国の利害をしっかりと
認識した上での合従連衡を行うことです。

ただ、中国もそのことは理解していると思われるので、様々な
外交ツールを用いて自国の国益にかなうような行動に対する
支持を他国から取り付けるのに躍起になると思われます。

ある意味、東アジアにおけるパワー・ポリティクスが展開される
ことになるでしょう。

この状況を日本がうまく乗り切るには、やはり日本の「政治の力」、
「政治家の力」、「社会の力」が重要になってくると思います。
外交の力の源泉は、それらにあるからです。

では、それらの力をアップさせるにはどうすればいいか・・・?

うーん、難しい問題ですが、今後も考えていきたいと思います。

◆記録
 今日までの自転車積算走行距離:512.9km
 今日の昼弁当:

・卵焼き
・牛肉と野菜炒め
・トマト
・白ごはん

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